ページ

2014年1月22日水曜日

Wordでなぜか奇数ページから始められない

修士論文を書いている時にWordの謎仕様に散々悩まされたので、同じようにWordが言うことを聞いてくれなくて困っている人のためにこのページを残しておこうと思います。

両面印刷で印刷して製本した時に、ヘッダーが見開きで本みたいに綺麗についてるとカッコいいですよね?
左側が「1章 緒言」とか書いてあって、右側が「はじめに」とか節のタイトルが書いてあるアレです。

見開き本みたいなヘッダーを作るためには、両面印刷して見開きにした時に左右のページのヘッダーを分ける必要があります。Wordでは「偶数ページと奇数ページのヘッダーを分ける」という機能でこれを実現します。詳しくはググってください。

問題なのは、この機能を利用した場合に特定の条件下で

  • 偶数ページと奇数ページの指定が逆転
  • 奇数ページから始めたいのにどんなに頑張っても必ず偶数ページになる

ことがある、ということです。

この現象は、「表紙」を挿入することによって引き起こされます。
Wordには挿入から、「表紙」なるものをドキュメントに挿入することができます。
標準で入ってるテンプレートのデザインセンスはともかく、まぁ便利な機能だと思います。

でも、偶数奇数ページの機能を使う時は使っちゃダメです。
Wordにおける「表紙」は偶数とか奇数とか、そういうもんを超越した存在なんです。
しかも、編集記号が表示されないため、「編集記号を表示」をオンにした状態でも、1ページ目が「表紙」なのか、セクション1の1ページ目なのかはひと目で判別することはできません。

もし、「表紙」が挿入されている疑いがあるときには、(Office2010では)挿入タブのページカラム、表紙のメニューから「現在の表紙を削除」を選ぶことで、表紙を削除することができます。


奇数ページとか偶数ページとかで謎現象に襲われた時にでも、ぜひ試してみてください。
この記事が問題解決の鍵になれば嬉しいです。



0 件のコメント:

コメントを投稿